2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

波状言論2月B号

宮台・東・鈴木対談も面白かったけど、切込隊長すごいわ。いろいろ言葉もらった感じ。

網野善彦逝去

遅くなったが、網野善彦が亡くなったということを記さないわけにはいかない。自分のもっていた歴史観(彼の場合はマルキスト的歴史像)がわらわらと崩れていった瞬間。そこからたちあがってきた歴史の像。もちろん、後者の新しい日本史像そのものも重要なの…

追記

id:kimagure:20040226のところですでに引かれてた。kimagureさんのコメントには笑ってしまった。

ザ・ロード・オブ・ザ・リングス(「指輪物語」)における人種

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20040226#p1(色禍論)との関連で。 大蟻食の生活と意見(25) http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/tamanoir/idata/iken25.htm ごく正直に告白しておくなら、私は「指輪物語」自体に我慢がならない人間である。実のところ、…

加筆修正

[ ]で示しました。

降りる自由(続き)

id:flapjack:20040224#p3のコメント欄の続きです。 とりあえず、kmiuraさん宛にかいてたんだけれども、書いてるうちに、hizzzさんとRirikaさんにも宛てている感じになってしまいました。人の考え(思想)はある歴史的状況のなかから(あるいはそれに対して)…

追記

結論部を書ききれていなかったので追記すると、東氏が「降りる自由」を言わざるをえなかったのは、上に書いたような左翼の尋問的議論(「降ろさんぞゲーム」の道徳的暴力)*1を予期していたせいだと僕は勝手に考えてます。先行する左翼世代に対する予防線を…

降りる自由

id:Ririkaさんのところで、「降りる自由」についての話題が再燃している(id:Ririka:20040222#p2)。議論がまっさかりだったときには少し距離をおいたのだったが、できるだけ短くコメントします。 なぜ、「降りる自由」がある、とか、「降りる自由」が保証さ…

追加修正

世間と社会

ちょっとまえから楽しみに読んでいるp-d-lさんところで、「「社会」について」と、「近代・組織・資本主義」。後者から引用。 世間論は、世間と社会を全く別のものとして扱ってしまいかねないという意味において危険であると言わざるを得ない。世間をルーマ…

イギリス観察

これまで放っていたことが山のようにあるので、なんだか忙しい。それでも肩の荷が下りて、ここのところ毎週末土曜日に、住んでいるまちから1,2時間でドライブしていける範囲のいろいろな田舎町にドライブにいっている。 行き先の田舎町の選択について記す…

自衛隊に関する議論(リンク集)

id:flapjack:20040203 id:flapjack:20040206渋川さんのところではまだ議論が活発に続いている。 http://www.sfc.ne.jp/~shibu/diary/?date=20040202 そちらには直接にお邪魔してはいないが、東浩紀さんのブログに書き込みをした。 http://www.hirokiazuma.co…

メモ

そういうわけで他に頭が回らないので、書くことがない。ないんだけれども、ここのところの偽日記が特に読み逃せないということだけをメモ 。最新の04/02/12(木)付けの「降りる自由」についての解釈とか、はじめて腑に落ちる解釈だったし、ご自身の展覧会を終…

近況

今いる大学で急に非常勤の手が必要になったということで、いきなり院生相手に授業を担当することに。たいした事をしているわけではないが、始めは何事も疲れる。

追記

おお、更新されている(2月11日現在)。とくに以下の2つは読み逃せない。 山之内靖「羽入-折原論争への応答」 http://www.econ.hokudai.ac.jp/~hasimoto/Max%20Weber%20Debate%20Yamanouchi%20Response%20200401.htm折原浩「学問論争をめぐる現状況――全…

「マックス・ウェーバー 羽入-折原論争の展開」

http://www.econ.hokudai.ac.jp/~hasimoto/Japanese%20Home%20Index.htm http://www.econ.hokudai.ac.jp/~hasimoto/Max%20Weber%20Dabate.htm 羽入辰郎著「マックス・ヴェーバーの犯罪」(ミネルヴァ書房2002年)における問題提起を受けて、これに対する全面的…

追記

id:flapjack:20040213#p3に「自衛隊に関する議論(リンク集)」をつくりました。

自衛隊は軍隊か

しかしながら、自衛隊員が軍人であるのか否かというのが意外とあほらしくもやっかいなのである。僕は、昔行っていた大学で、幹部候補生レベルの自衛隊員の方々と面識をもつ機会があったのだが、彼らから、いざとなれば自分たちは命をかけて戦う(あるいは任…

自衛隊に対するサポート

2月3日付のエントリーで「自衛隊に対するサポート」について触れた。しかし、それはどのようなものであるかを具体的に説明できていなかったので、もう少し展開することにする。「職業軍人」というのは、命令されれば戦地に赴き、任務遂行にあたって死ぬこ…

追記

id:tokyocatさんのエントリー(id:tokyocat:20040207#p1)= 藤原帰一「正しい戦争」は本当にあるのか(インタビュー 渋谷陽一・鈴木あかね) http://www.mayq.net/tadashiisensou.html 藤原氏はこう述べる。 だけど、原則として平和を掲げて国際政治を見て…

危機を「望む」

昨日のエントリーをリファされてたid:pavlushaさんにリファがえし(id:pavlusha:20040204#p1)。 引用された内田樹の話って、まさに、稲葉振一郎(id:shinichiroinaba)が問うていた「なぜ左翼がシバキ構造改革派になってしまうのか」という話とカブってると思っ…

再追記

2月6日付けのエントリーで「自衛隊へのサポート」について補足しました。ここにreferされたid:tzetzeさんのコメントにもある程度答えるものになっているとよいですが(id:tzetze:20040203)。

追記(渋川さんのコメントを受けて)

僕は以下の点において基本的には渋川さんと問題意識を共有します。 自衛隊派遣に対する賛成反対の問題ではなく、それを決定する際の議論の欠如の問題として考える点。 議論における重要なプレーヤーとして、政府(特に小泉・石破)、野党、マスコミという3…

自衛隊員の死をめぐって

渋川修一(id:shibudqn)のテクストから http://www.sfc.ne.jp/~shibu/diary/?date=20040202 東浩紀へ http://www.hirokiazuma.com/archives/000055.html へとび、さらにあちこちで言及されている件に関連して、先日から気になっているテクストを以下のように…

回想

リリカさん(id:Ririka:20040131#p1)が あるものを選ぶということは、ほかのものを断念すること。 と書かれているのを読んで、ほぼまったく同じような文句を毎日のように何かにつけ自分に唱えていた時期があったことを思い出した。リリカさんのように高校時代…