2003-01-01から1年間の記事一覧

追記

いわずもがなだが、「小泉首相の「説明不足」を補えるかどうか」ってのはなんとかならないのか。他人事もいいところ。説明不足を補えているかどうかどころか、そもそもこれで説明になっているのかどうか、検証するのがまっとうなメディアじゃないのか。検証…

自衛隊派遣でQ&A「虎の巻」 自民、議員に配布

http://www.asahi.com/national/update/1226/022.html まずいのかもしれないが、すぐ消えてしまうので、以下朝日新聞から全文引用。 「なぜ自衛隊の派遣が必要なのですか」「大量破壊兵器は見つかりますか」――。自民党がイラクへの自衛隊派遣についての想定…

逃避中。

下の、ガーディアンとインディペンデントの話もフォローできてないが(ガーディアンの記事読み直したら、なーんだ、だったんだけど)、以下考えずにできるメモだけ。

アメリカのメディア・イギリスのメディア

「リビアのカダフィ大佐 大量破壊兵器廃棄に合意」報道にみる米英紙の差 http://www.janjan.jp/media/0312/0312229577/1.phpここには挙げられていないが、ガーディアンはA very British coupと題された社説(Leader: Monday December 22, 2003)で、めずらしく…

近況

何年もかけて延々書いてきたことを要約し、パッケージングしなければならない段階なのだが、異常にむずかしい。そうするためには、没入状態から一度日常に回帰し、自分の書いたものを相対化することが必要なことはわかっているのだが、体力的にも時間的にも…

公共言説空間の構造の問題

id:kmiura:20031210とid:sivadさんにいただいたコメントに対して。id:kmiura:20031210#p1でクリッピングされてましたが、結局「明らかに日本では憲法よりも国際条約のほうが優先する国家である」ということなんでしょうね。それが完全に明白になった。それは…

ナイアル・ファーガソン

少し前に書いた「よい帝国」イデオロギーのはなしに関連するのだが、ナイアル・ファーガソン氏が、田中宇氏によってひろく紹介された(田中氏は「ニオール」と書いているが、発音はナイアル(Niall))。今年の初め頃だったか、イギリスの帝国主義についての4…

スティーブン・ピンカーお勧め本

ガーディアンの土曜版についてくるReview(www.guardian.co.uk/books)。クリスマス特集は、いろいろな人のお勧め本である。とりあえず、ピンカーの勧める本が気になる。 Virginia PostrelのThe Substance of Style (HarparCollins社)は、人々が物の見かけ…

マイケル・ムーア「ボウリング・フォー・コロンバイン」

昨日、テレビで初放映されたのを見る。映画館でも見たからこれで2回目。うー、ほんとはテレビを見ている暇などないのだが。。。 で、ほんとははてなにこうして書いている時間もないはずなので、詳しい感想は飛ばす。マイケル・ムーアはやっぱすごいな。これ…

ラムおじちゃんはほっとこう(So let Rummy be)。

今日のガーディアンの社説(Leader)(3本のうちの最後) http://www.guardian.co.uk/leaders/story/0,3604,1098422,00.htmlいっとくけど、これ、イギリスを代表する新聞の「社説」だよ。すばらしい。 汝の敵を知れ。 「わかりやすい英語」についてドナルド…

記者会見の報道の方法

イギリスに来てテレビや新聞に慣れてきて感じたことは、政治家が言っている言葉まるのままが、全体として報道されているということだった。もちろんこういうことは相対的なものだが、この印象は今にいたるまで変わっていない。逆にいえば、日本では、政治家…

71年生まれの世代感覚=「どの水準で語るか」という問題意識

http://media.excite.co.jp/book/interview/200311/p04.html (2ちゃんとの関連ではid:flores:20031201#p4を参照。)

メディアの検討・さらなる検討

id:lovelovedog:20031126#p1 id:kanryo:20031126#p3 id:lovelovedog:20031127#p1 id:kanryo:20031127#p1

追記

用事で大学に来たので、つながった。 そうだった、id:Ririka:20031123さんのところで紹介しておきながら、ここに載せていなかった。ご両人ともありがとう。 http://bewaad.com/archives/themebased/bookreview.html#Nov1603

レイモンド・スマリヤン “Planet Without Laughter”

id:Ririkaさんがまた僕の興味をひきまくる話題を。。。 クヌース本あとがきに、レイモンド・スマリヤン”Planet Without Laughte[r]”の翻訳を載せるよう交渉する、とあるけどまだ載ってませんね。http://sib-download.ddo.jp/~sib/ この話は知らなかったので…

ブライト

いやあ、こちらこそ最初の中途半端な紹介が悪かったです。id:Ririka:20031126#p2 「これってやっぱ、信仰してる子に話すのはツライものがあるですよね。」 それはそうかも、だから、もう少しゆるいバージョンってのがその上にあげてあるわけだよね。「カトリ…

ブライト (続き)

http://books.guardian.co.uk/review/story/0,12084,981412,00.html ドーキンスの文章を「楽しいっすよ」っていって紹介したものの、この楽しさって意外とわかりにくいかも、と思った。まあ、この記事の翻訳は難しいだろうなあと思ってはいたのだけど。メッ…

20年以内にヨーロッパに氷河期が到来する?(ちょっと追加)

id:flapjack:20031124#p5

年齢差別

id:sivad:20031123#p4 ひきこもりの原因だとか心理分析についてはよく分かりませんが、寄り道をした人間が日本では社会復帰しづらい原因の一つは年齢差別じゃないかと思ってます。 これにはほんと同感。ほんとうに差別的だと思う。*1 *1:もちろん、どこの国…

『政治意識』から『情報回路』へ (続き)

bewaadさんが「『政治意識』から『情報回路』へ」id:flapjack:20031120#p1に関して(霞が関官僚日記id:kanryo:20031115#p1も参照)、非常に刺激的な思考を開陳されている。わざわざ知らせていただき感謝。 http://bewaad.com/archives/themebased/reflex4.ht…

追加

id:takehさんのコメントに対する応答がまた長くなりそうなので、本文に追加。むにゃ。上で、きちんと定義しなかったのが悪いのかもしれないけど、上では「検証(する)番組というのは、ある問題が正しいかどうか決定できると前提している番組、あるいは正否…

20年以内にヨーロッパに氷河期が到来する?(続き)

id:flapjack:20031114#p1の続き。 id:takeh:20031120#p2で、要するにこの番組はどういう番組なんだ、と聞かれた(ような気がした)ので、改めて考えた。BBCのサイエンス番組ホライゾンは、「特命リサーチ200X」のような一見奇矯な主張を科学的検証する、…

ブライト The brights

ブライトとは、超自然的あるいは神秘的な世界観をもたない人のポジティブな新呼称。欧米、とくにアメリカでは、無神論者、不可知論者は非常にネガティブなイメージを持たれている(もちろん、アメリカ人全部が宗教ぶかいわけではないが、一般社会通念として…

「政治意識」から「情報回路」へ (続き)

ここのところ、政治とかマスコミとかについて考えていることが多いのだけれども、同じような考え方をする人がでてきているんだと思って、うれしく思っている。個人的には、僕が書いている程度のことは常識であたりまえだと思っているので、似たような問題意…

近況

本業がかなり大詰め。体力的につらい日々。とりあえず明日の朝までに1つ山は越しそうだけど、最大の山は今週。もちろん、その後もいろいろ山はあるんだろうけど、とりあえず総本山は今週だと思う。越えられるだろうか。そういうわけで、しばらくここで書き…

ジョン・ピルジャー「ブッシュのイラク占領」

nofrillsの翻訳更新 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/2838/translation/pilger_znet20november03.html この記事自体は新聞のものではない。しかし、新聞に、こういう人の長文の記事が載り、またテレビではこの人が制作するイラクのドキュメンタリーが流…

「政治意識」から「情報回路」へ (続き)

野口旭の「ケイザイを斬る!」が更新された。 第6回 リフレ派の栄光と苦闘 http://www.hotwired.co.jp/altbiz/noguchi/031118/textonly.html リフレ政策が、id:flapjack:20031120で書いた日本における「情報回路」の問題のこれ以上ないほど具体的な事例であ…

反ブッシュデモ

バグダッドのサダム・フセイン銅像引き倒しを模した、ブッシュ銅像(もどき)倒しの映像は日本でも流されたのではないかと思う。問題のセキュリティ(テロとデモが暴動に転じないか)の問題と人数の問題だが、前者については、もちろんイスタンブールでのテ…

イギリス世論の動向

昨日のQuestion Timeで面白かったのは、ブッシュを国賓としてイギリスに呼ぶべきであったかどうか、という問いに対する答えを番組中独自に視聴者に募っていたことだ。もちろんYES or NOというだけであるが。番組の最後で出てきた結果は、46パーセントの人…

二極化する議論

トルコ・イスタンブールであったイギリス領事館とHSBCイスタンブール支店爆破テロが、ブッシュの三日間のイギリス元首訪問(state visit)の中日に起こった。これは、イギリスをターゲットにしてなされた初めてのテロということで、昨日の夜のBBCの番組…