2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

形式性に関するメモ

たまたま見つけた朝日新聞の蓮實重彦のインタビューからメモ。 「真面目さの欠如がいかに世界を単調にするか(1)」 「その場合、ポストモダンとはなにを指すのでしょう?」と確認をもとめられて、 モノを書く際、人は自己言及的にならざるをない。その自己…

イラク戦争直前のイギリス政府による法のごまかしについて 

23日のガーディアンの一面の大見出しは「Revealed: the rush to war」。ある種のスクープである。といっても、フィリップ・サンドという人の This Lawless World: America and the Making and Breaking of Global Rules (法なき世界:アメリカと世界支配…

ブログと政治右派の蜜月関係

しかし、実は今日のヒットは、前保守党党首イアン・ダンカン=スミスの論説だった。なんとウェブログについて書いているので驚いたけど、これについては明日にでももう少し書き足します。 +追記+ このイアン・ダンカン=スミス(これからはIDSと略する…

カズオ・イシグロ

なんかちょっと議論できるあたまではなくて、ぼんやりなにかを読むしかできない。そんなわけで、土曜日の昼にカフェでお茶しつつガーディアンの土曜版を読む。それはそれで至福のひとときなんだけど、読むのってあたまつかわんからな。 しかし、今日のは非常…

週末

ハルの友人を訪れ、まったりとした週末を過ごしてきた。日曜日にかえってきてそのまま徹夜っぽく書類をあげる。そうでもしないとまったりとなどは過ごせないのだ。ま、みんなそうだろうけど。まちをあるきながら、パブでめしをくいながら、カフェでケーキを…

英米法vs大陸法?

http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000152.html http://blog.livedoor.jp/futagotou507/archives/13083948.html http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20050124#p2 (のあたり) いろいろ考えさせられる。心情的にはmojimoji氏+田島氏側なのだが、論理として…

階級論の本(イギリスとアメリカ)

id:flapjack:20050206のコメント欄から。 イギリスの階級論の古典的地位をしめる本は、はまださん(ひょっとして、はまだボートの?)ご指摘の Jilly Cooper, Class (ISBN:0552146625)。邦訳は、ジリー・クーパー 『クラース―イギリス人の階級』(ISBN:438302…

借款の理論武装(続き)

「無償援助よりも借款か」+「価値観の違いですませてよいか?」(id:flapjack:20050112)、「借款の理論武装」(id:flapjack:20050124#p1)あたりでの議論に関連してリンク。マーケットの馬車馬さんのところの「ODAという自己満足」というエントリー。 日本のOD…

社会のレイヤー

「ブックカバーをしないイギリス人」(id:flapjack:20050130#p1)は僕のなかで区別されないままごちゃごちゃになっているままぼろっとでた文章で、個々にもう少し考えてみたいことがある。たとえば、このエントリーで イギリスに話をもどせば、こうしたパブリ…

「議論やめろ」三態(id:ueyamakzk:20050204#p1)

いろんな立場があって、それらの立場はかならずしも相互排他的ではないにもかかわらず、「議論やめろ」という人たち。そういう人たちは、自分たちの拠って立つ論理をきっちり詰めて提示することはあまりない。上山さんは、そちらがわの論理に一度寄り添って…

Hear Africa 2005

2月2日にガーディアンがHear Africa 2005という年間かけてのレポートシリーズをはじめた。 February 2 2005:This is a crucial year for Africa. The meeting of G7 finance ministers later this week is the start of a series of high-profile politica…