ガーディアンの中国関係論説:中国人の人種差別意識について

イギリスにいる中国系の友人からメールでまわってきた。これ、読んだか?とのメール。読んでなければ嫁って。土曜日のガーディアンの論説欄からだ。読み逃していた。筆者はまえにここでもひいたことのあるマーティン・ジャック(Martin Jacques)。とくれば、ここのところの中国関連だろう。お題は「中華意識」となっているが、いかに中国人のなかで人種差別的考えが普通のことであるかについての論説だ。
The Middle Kingdom mentality
The Guardian
Saturday April 16, 2005
http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,,1461208,00.html

When challenged, they deny that they are racist; the denial is not
malevolent, it is a true reflection of their own culture's complete lack of
self-reflection about the subject.
(中国人の人種差別意識について中国人が)異議をとなえられると、彼らは自分たちが人種差別主義者であることを否定する:この否定は悪意のこめられたものではない。それは、自文化が、この問題について自省を完全に欠いていることの真の反映なのである。

という部分に、Hear Hear (そうだそうだ)と、同じメールを送られた人たち(中国系多し)のなかの一人からのメールが僕のところにも来ていた。送ったやつはもちろんこの論旨に賛成している。
 そんなわけで、中国人のみんながみんな人種差別意識をもった人ではないわけだけど、こういう人たちは中国(系の国)では結構たいへんだったりするのも事実。
 マーティン・ジャックの論説はは、いつもそうだけど、終わりの二段落を見ても分かるように、欧米の人種差別のことをきちんとおさえているバランスのとれたものだと思う。

関係ないけど、ガーディアンの日本記事ってなーんかすごい偏ってるように思うのだが、これもまた今度。しっかし、今日寝られるかな。