ブライト

いやあ、こちらこそ最初の中途半端な紹介が悪かったです。id:Ririka:20031126#p2
「これってやっぱ、信仰してる子に話すのはツライものがあるですよね。」
それはそうかも、だから、もう少しゆるいバージョンってのがその上にあげてあるわけだよね。「カトリックの子供」Catholic child ではなく、「カトリックの親を持つ子供」(children of Catholic parents)と呼ぼう。「子供が自分の宗教的意見を知るには若すぎる。18歳になるまで投票できないのと同じように、自分自身の世界観(cosmology)や倫理観を選べるべきだ。人は自動的にその人の親の世界観や倫理観を受け継ぐのだという見当違いの仮定とは関係なく。」というのの流れで、

子供についていうときの言葉について人々の意識を上げるのに協力してほしい。ディナー・パーティーで、たとえば、もしある人が、イスラムの子供(Islamic children)、あるいはカトリックの子供(Catholic children)のための学校とかについてしゃべっているのを聞いたら(こういうフレーズを毎日のように新聞で目にできる)、すかさず次のように突っ込むのだ。

「なんてことをいうの? あなたは「保守党の子供」(Tory child)とか「ニュー・レイバー*1の子供」(New Labour child)とは決して言わないでしょう?」

運があれば、そのディナー・パーティーにいるだれもが、次に(「カトリックの子供」とか「イスラムの子供」とか)そういう耳ざわりな言葉を聞いたらたじろぐか、少なくとも、意識はするだろう。そしてミームは広がるだろう。

ただ、これも多少分別のある大人向けで、まじで信仰している子供(ってのもいるんだよね、これが)というのには確かに難しいと思う。っていうのかそういうヘタに意見のある子供というのが一番やっかいだわな(それって本人にとっても結構大変なんだが;と自分のことを振り返ったりして思うのだった)。

たぶん、自分のことをブライトと考える人が増えることがポイントなんだろうね。ブライトではない人の意見をかえさせることが問題なのではなく。要するに(アメリカ・ヨーロッパでは)マイノリティが認知されるかどうかという問題なのだから。

追記:
しかし、この話は、日本の創価学会とかそういうのにもつかえるよね(創価学会の子供っていいかたはあるもんな)。(それとは別に)日本人ってちゃんと宗教のことを考えてないから、外国にいくとおそれいっちゃったりするんだけど、そんな必要ない、ってことですよ。(あ、宗教についてはもう少し考えるのは考えたほうがいいとは思うよ。ただ、やたらにおそれいる必要はない、ということ。)

*1:(かつてのイメージを一新した今の)労働党