マニフェストといっても(続き)

昨日マニフェストと政策提案について書いたが、id:flores:20031110#p2を読んで、まじかよと笑ってしまった。さっそく読みに言った日経新聞の記事だったが、まあ、半分はまともなこと言ってるか。(追加:前半のまとめ方(「今後の政策」云々)はずさんすぎないか。何年間といっているものについては引き継げるだろうが、何年(度)までに、などというのは、そりゃ政権を取らないと無理だろう。)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20031109AT3K0902X09112003.html

民主代表「マニフェストと内閣名簿、白紙に」
 民主党菅直人代表は10日未明、衆院選の開票から3回目の記者会見で、焦点になったマニフェスト政権公約)の扱いについて「マニフェストは政権を取った場合に実行する約束。一般政策に引き継げるものは引き継ぐが、いついつまで実現するという約束は、政権を持たないとやれない」と述べ、今後の政策などは今回のマニフェストに拘束されないとの方針を示した。

 田中康夫長野県知事ら閣僚起用を予定していた候補者についても、「あくまで本当の政権交代があった時の閣僚を示した。(民主党)政権ができない中では、結果的に白紙になる性格」と語った。 (02:03)

でも、閣僚候補については無責任だという印象はぬぐえんね。*1

(追加:再びマニフェストについてだが、id:kanryo:20031110#p1に同意。ただ、イメージだとしても、入り口に来たのだとは思う(昨日の話)。とりあえずこれから入り口にはいってくれればいいんだが、上の記事だと、さっそく引き返してたりしてという印象を与えるよな。)

日本語と英語についてはちょっとまだ考え中。というか、なんかまだ考えが詰めきれない。いや、べつに直接関係しないが、高橋源一郎の「ららら科学の子」書評。
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4594

*1:参考:この間から書いているマイケル・ポーティローがなぜこの時期に進退を発表したかといえば、彼が新党首のハワードにシャドー・キャビネット影の内閣、って訳すんだっけ?)に加わるように要請されたが、再来年の次の選挙にでないから(したがって次の選挙で勝って政権を担当することになってもそのまま閣僚になり担当分野の政策実行に加われないゆえに)影の内閣に加わることができない、という理由だったのだ。いや、別に同じでなくてもいいんだけど、ある国ではそれぐらい影の内閣に責任が伴うものであるということぐらいは覚えておいてもいいかもしれない。まあ、ミスター何とかが財務大臣とかにならなくてよかったのかもしれないが。