リアルとウェブのつなげ方

完全に個人的メモ。
梅田望夫さんが『ウェブ進化論』を出して気づいたこと(ここ)。

 この本についても、中身はウェブの上でずっと議論してきたことが断片としてずっとあって、でもそれで伝わっていた人たちというのはすごく狭い、コアな読者だけだった。ところがそれをきちんと本という形にしてみると、今度は全然違うところへ届いただけでなく、リアルなビジネスになるわけですね。
  
 出版社としてもこれだけ売れれば儲かるし、書店だって儲かるから。何か巨大な歯車がかみ合い始めた感じがしたもんね。本が売れ始めたときの1週間目ぐらいに、ああ、こういうふうにかみ合うのかと。書店はこれを売ると儲かるから売りたい、それから出版社の広告部門も盛り上がってくる、営業部門も盛り上がってくる、みたいに。
  
 逆に言うと、リアル世界は、本当にリアルに動き出すまでは何を言っても何をやっても歯車はかみ合わない。本を出す前というのは「売れるかどうか分からない」から歯車が回らない。だけど何かを証明した瞬間に、リアル側の歯車がかたかたっと動いて、ブルドーザーが動きだす。こんな感じがリアル世界のビジネスですよね。

ウェブは当然として(つってもここじゃないが)「リアル」がんばれ(>自分)。