再追記

猪瀬直樹って、まともなことと「あれー」ってのが混じりまくってて、読むと疲れるんだけど、以下の部分はここで書いたこととも関係してておもしろいかも、と思った。

今回の年金未納・未加入問題をメディアがなぜあんなに騒ぐのかというと、文藝春秋朝日新聞も、大マスコミのひとたちは終身雇用のひとたちで転職してないからなんです。つまりいったん厚生年金に入ったら定年までずっと自動的に払いつづけることになる。未納は転職時におきやすい手続ミスなんですね。それを凄い悪いことのように責めたてるのは、転職しないジャーナリストたちなのです(爆笑)。そして年金制度の欠陥については報道しない。転職なきジャーナリズムの世界というのは日本に独特なもので、だから彼らの言論活動とその表現物が市場性を確保しているかというと、少なくとも雇用ではじつはそうではないのかもしれないのですよ。ジャーナリストである前にサラリーマンなのです。
 戦前の新聞記者はけっこう会社を移っていますからね。終身雇用は戦後定着して、いままた崩れ始めています。が、まったく崩れそうにないのが新聞社と官公庁なのです。

http://www.inose.gr.jp/mg/back/04-6-3.html
 あとコメント欄、行間を少しいじったのだけど、少し読みやすくなってるといいですが。