今週のイギリス

今週は、ブレアの最大の(イラク戦争以上の)政治的危機である。
1)そもそも今日は、大学のtop-up feeについての法案の採決がある。これについてはバックベンチャーとの関連で書こうとながいこと思っていたのだが、採決の日がきてしまった。これが自党のバックベンチャーの反対で通らないとすれば、事実上のブレアに対する不信任投票ということになってしまう。
追記:316対311で、政府案が可決されたようだ。5票差だ。首の皮一枚もいいところ。(20:30pm)
http://politics.guardian.co.uk/publicservices/story/0,11032,1132544,00.html
なぜ、イギリスの政治ではこういうことがありうるのか、そして日本の政治にはないのか、という点について考えてみるべきだろう。

2)明日Hutton inquiryの報告書が出る。ちょっと詳しく説明する気力がまだない。いずれにせよ、どれくらいブレアが批判されるかは、非常に重要。
追記:明日に正式に発表されるのだが、当事者(政府・BBC・被害者の家族など)は正式発表の24時間前にその内容をしることができる(対応準備のため)。野党は正式発表の6時間前にその内容をしることができる(発表後の議会における論戦のため)。どういう内容か、非常に興味深い。