ナイアル・ファーガソン

少し前に書いた「よい帝国」イデオロギーのはなしに関連するのだが、ナイアル・ファーガソン氏が、田中宇氏によってひろく紹介された(田中氏は「ニオール」と書いているが、発音はナイアル(Niall))。今年の初め頃だったか、イギリスの帝国主義についての4回シリーズぐらいの番組をつくって、イギリス国内でも一躍名前が知られることになった。オックスフォードからニューヨークにうつっている。要注目。
なまりからいうとスコットランド人だろう。いずれにしてもイングランド人ではない(名前もイングランド系の名前ではない)。イングランド人(の学者)が、帝国を(素朴にではないにせよある意味)肯定的に捉える論を展開するのは少し(微妙なかたちで)難しい。このあたりがイギリス内文化ポリティクスの微妙さを感じるところだ。
「せめて帝国になってほしいアメリカ」
http://www.tanakanews.com/d1202empire.htm