ルーパート・マードック、保守党を支持する可能性も。

サンとタイムズ(もちろんBSkyBも)を所有するイギリスのメディアを握る人物、ルーパート・マードックが、BBCとインタビューをして、次の総選挙では、事と次第によっては保守党に支持を切り替えるかもしれない、と先週述べた。

97年の労働党の勝利(それ以前の92年の保守党の勝利)は、イギリスでもっともよく読まれているタブロイド紙ザ・サンの支持なくしてはなかったと考えられている。そのサンが、支持を切り替えるかもしれない、というのはブレアにとってはかなり考えどころだろう。鍵は、EUへの参加の問題だという。

この日記で、イギリスのメディアについていろいろ書いてきたが、マードックのような人物によって新聞の論調が左右されているという問題が存在することは触れておかねばならないと思う。ただし、このことと、それぞれの新聞が選挙においてどの政党を支持するか旗幟を鮮明にすることの是非とは別に考えたほうがよい。

http://media.guardian.co.uk/broadcast/story/0,7493,1085538,00.html

ブッシュ来訪についてはまた。