捕捉

id:igiさんに捕捉されてた。
http://d.hatena.ne.jp/igi/20031024#p9
佐藤直樹氏って「世間論」でググって見るまで知らなかったんですが、それはともかく日本世間学会というのができてたんですね。うーむ。今からあれ(http://d.hatena.ne.jp/flapjack/20030915)読み直してみると、あれは、彼がいう

 「日本人は西欧の『個人』とは違った個人を生きているわけですが、近代の行き詰まりをどう打開するかという方向で考える時、この日本的な個人のあり方や、そういう個人を包んでいる『世間』は、案外、可能性のある土壌なのではないか。『世間』がなくならない以上、それがあることを前提にして、西欧的なものとは違う『社会』や『個人』のあり方を探すしかない。しかも、このことは必ずしも日本の否定面ではなく、西欧思想に対して、有利な場所に立っているということなのかもしれません。『世間』をどう評価するかの議論は否定を経て後の肯定へと、ぐるっと1回転して行くような気がしますね」

というのでは先にいけないと思う、ということを書いているんだと思います。(って、なんか変だな。いや、ほっておいてくださって結構です。)

と、書いて一度更新したのだが、もう少し明確に言わないとな。

  • 「否定を経て後の肯定へ」というのはあまりに典型的でないか?という点がいまいち。
  • 「『世間』がなくならない以上、それがあることを前提にして、西欧的なものとは違う『社会』や『個人』のあり方を探すしかない。」というときの、「前提にして」まではいいけど、その後「しかない」というときに違和感がある。なんで、「西欧的なものとは違う」と最初から言わねばならないのかがよくわからない。

うーん、ますますわけわからなくなったかも。