フランス・オランダEU憲法否決

否決ありかも、といわれていたが、実際否決されたときEUをどうしていくのか、そこはあんまり考えられていなかったわけで。。考えられる4つのシナリオ。まあ、これだとmuddle through(当座しのぎでやりすごす)というシナリオになりますが。
 ブレアはかんぜんにEU憲法はこれで死んだということにしたいっぽい(そうすると、来年の国民投票をしなくてすむから)。それに対してシラクが反発しているという筋になっているけど、そうなのかしら。
 ガーディアンでは、とりあえずEUについての記事は Special report: European Union に集められている。とりあえず気になった最新の論説をあげておくと、Larry Elliott氏の論説元外相のロビン・クックの論説とは、前者がEUの未来に悲観的であり、後者がそれでもまだ希望を棄てていないという意味で対照的だが(後者は単なる分析でなく「叱咤」であるが)、どちらもEUをひっぱる政治家たちが民衆の不安に対してまともに対応してこなかった点をついている点で、一致している。