メモ

社会派くんがゆく Returns
緊急号外:イラク日本人人質事件を斬る
http://www.shakaihakun.com/data/extra.html
次回更新までの限定公開だそうだ。村崎百郎の発言をちょっと長めに引用しておく。

さて、拉致家族もウザかったが、今回の人質家族の不遜で傲慢な態度と身勝手な主張による印象の悪さは、現時点で拉致家族のそれをはるかに上回っている。俺の周辺でさえ「あいつらに比べれば拉致家族の方がまだ謙虚で可愛いかったよな〜」という声が多いのだから、一般の印象もそうなのだろう。メディアに登場するなり、拉致グループが要求した「自衛隊の即時撤退」を声高に叫び、ひたすら日本政府批判をくり返す人質家族の姿勢は、異様というより限りなく怪しい。クサレ左翼やバカ善人以外のまともな思考能力を持った人間なら「お前ら本当に被害者の家族かよ?」「ひょっとしてこいつら、最初から誘拐犯とグルなんじゃねえのか?」と自作自演を疑うのが当たり前だ。俺が何より変だと思うのは、人質家族と国会をとりまくデモグループと朝日新聞など左翼系のメディアの論調に、三人を誘拐して脅迫しているイラク武装グループに対しての怒りと憎しみがほとんど感じられない点である。確かに大朝日グループは、この事件を利用して、国内に政府批判と「自衛隊即時撤退」の世論を盛り上げようと躍起になっているのが露骨に丸分かりで、それはあまりに分かりやすすぎて笑ってしまうんだが、もういい加減にしろだ。そんな時代じゃねえだろ。『踊る大捜査線』風にいえば、ネットをはじめとするメディアがこれだけ普及した現代では、世論は一部の特権意識を持ったマスコミのクソどもが密室で偉そうに操作したりでっちあげて作れるもんじゃねーんだよ。世論は一人一人が、たとえば2ちゃんねる掲示板で、意見を主張してテキトーに出来上がっていくものになっちゃってるんだよ。それはもういいとか悪いとかいう次元のものではなく、当たり前の現実なんだから諦めろ。何度でも言うが、人が心に想う事は誰にも止められない。人質家族に対して嫌がらせや激しい意見が多いのは、視聴者がそれだけ彼らに良い印象を持たなかったという単純な事実によるものだろう。

その他にも、数ある人質、人質の家族批判のなかでも主な論点が結晶化しているように思えるので、ドキュメンテーションとしていいのではないか。これを読んで思ったのは以下のようなこと。

「自己責任」論にはさまざまな場所で的確な批判を見ることができるのだが(とはいっても、それがどれくらい世間一般に通じているのか疑問ではあるが)、それだけが焦点ではないことが、たとえばこれをみればわかる。
人質及び人質の家族への苛烈な「いじめ」、そして、「自己責任」論は論外だ。しかし、マスコミあるいは人質の家族の、素朴な左翼的発言について、どのように考えればいいのか、は単純ではないようにも思うのだ。世間から見れば、素朴な左翼的発言と「自己責任」論への批判はいっしょくたに見えるのではないか、という気がしている
この二つの間には引かれるべき線があるのではないか、という気がするのだが、「自己責任」批判論者は、その言い分は正しいとしても、世間を説得するに足る視点を提出できていないようにも見える(「自己責任」というのは違うのかもしれないけれどもよー、あの人質家族は気味悪いよな。。」で終わってしまう)。

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