逃避したい現実

偽日記04/04/16(土)付

逃避したい現実とは、イラクで起こっていることというよりも、むしろ日本で起こっていることの方だ。イラクで人質として拘束された人たちの行動や態度が、多くの人たちにとって「気にくわない」ものとして映るであろうことは容易に推測できたし、無事解放されたとしても彼らが攻撃の対象となり、その後に面倒なこと(嫌なこと)になるだろうということも、この日本という陰湿な土地で長く生きているのだから予測はついていたものの、正直ここまでひどいとは思っていなかった。こういう事がある度に自分が住んでいる場所がいかにクソかということを繰り返し何度も思い知らされるわけなのだが、今回はそれにしても度が過ぎている。(中略)ヘタレなぼくは、これがリアルな「戦時下」の言論なのかと、苛立ちと恐れを感じつつ、「美的なもの」のなかに引きこもってしまいたくなる。

そういう気分。。。