ボブ・ウッドワードのディープスロートについての回顧録

ボブ・ウッドワードは、ニューヨークタイムズに入社する以前に、たまたまディープスロートことMark Feltと知り合いになっており、その後いろいろキャリアについて相談にのってもらったりしていたらしい。新聞記者になるときめて、ローカル紙で修行をつみはじめたときには反対されたのだそうだ。BBCでは抜粋が、ガーディアンでは全文が読める(タダだがmedia guardianは登録する必要があるかも)。非常におもしろかった。
http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,12271,1498147,00.html
 たぶんこれがさらに拡大されて本になるのだろう。参考:CNNの記事

フランス・オランダEU憲法否決

否決ありかも、といわれていたが、実際否決されたときEUをどうしていくのか、そこはあんまり考えられていなかったわけで。。考えられる4つのシナリオ。まあ、これだとmuddle through(当座しのぎでやりすごす)というシナリオになりますが。
 ブレアはかんぜんにEU憲法はこれで死んだということにしたいっぽい(そうすると、来年の国民投票をしなくてすむから)。それに対してシラクが反発しているという筋になっているけど、そうなのかしら。
 ガーディアンでは、とりあえずEUについての記事は Special report: European Union に集められている。とりあえず気になった最新の論説をあげておくと、Larry Elliott氏の論説元外相のロビン・クックの論説とは、前者がEUの未来に悲観的であり、後者がそれでもまだ希望を棄てていないという意味で対照的だが(後者は単なる分析でなく「叱咤」であるが)、どちらもEUをひっぱる政治家たちが民衆の不安に対してまともに対応してこなかった点をついている点で、一致している。

レイモンド・ウィリアムズを想う

おっと、あと次の週末が来る前に先週のガーディアン・オブザーバーの週末読書欄から。イギリスでは過去の人になってしまっているっぽいレイモンド・ウィリアムズ。小説を書くことがそれほど彼にとって大きかったとは知らなかった。
http://books.guardian.co.uk/departments/scienceandnature/story/0,6000,1493871,00.html