ブレアの演説

 ここ数日開かれているイギリス労働党の党大会(イギリスの党大会についてはid:flapjack:20031109で触れた。あれからもう1年か)で、ブレアが演説をした。
 日本での報道(id:Soreda:20040929#1096420178経由)にあるのはまあ、そのとおりだといえばそのとおり。
 少しだけ見てたんだけど、ちょっと痛々しかった。声も少しうわずっていたし。「満ち溢れる確信は、痛々しい謙虚さにとってかわった Brimming certainty gives way to painful humility」と題されたジョナサン・フリードランドのブレア演説評は的確だと思う。この記事の最後は以下のように括られている。

This may be an address that did its job on the day - but will not last much longer.
この演説は、その日に必要な役割ははたしたかもしれない。けれども、その効果は長くはつづかないだろう。

ジョナサン・フリードランドも書いているけれども、政策の完成度という点では今の労働党は他の政党の比較にならない。したがって、労働党政権はこれからもかなりながく続くだろう。しかし、僕的には、ブレアの前日だったか前前日だったかに演説したゴードン・ブラウンが首相になるのを見たい。But will he ever?